教育ローンと奨学金の違い

教育ローンと奨学金の違い

教育ローンと奨学金の違いについておさらいしておきましょう。
 

教育ローンと奨学金の違い

教育ローンと奨学金の違いについておさらいしておきましょう。
(ここでは国の教育ローンと、日本学生支援機構の奨学金を例といたしました。)

教育ローンと奨学金の違いは
教育ローン 奨 学 金 
借りる人 保護者 学生(生徒)
返還する人 保護者 学生(生徒)
お金の受け取り方 一括入金 毎月入金

借りたお金を誰が返すのか
奨学金の場合は学生・生徒本人が、申し込みをします。卒業後にはその学生・生徒本人が返還していくことになります。
親御さんは連帯保証人になることもありますが、お子さんが借りて、お子さんご本人が返済するということです。
教育ローンは、お金を借りるのも、お金を返すのも保護者、つまり親御さんなのです。
保護者が金融機関などで教育ローンの申し込みをし、審査が通れば保護者の口座に入金されます。教育ローンの返済は、通常は口座から引き落としということになりましょうが、その引き落とし銀行口座も保護者の口座です。
・教育ローンは保護者が借りて保護者が返済します。
・奨学金は学生・生徒本人が借りて学生・生徒本人が返済します。
・奨学金には「給付」と「貸与」があります。給付は返す義務はありません。

 奨学金の詳細につきましては項を改めて記載いたします。
お金の受け入れ方のちがいがあります。
たとえば日本学生支援機構(旧・日本育英会)などの奨学金を例にとりますと、
卒業までの期間中、毎月決まった金額を受け取ることができます。
教育ローンは基本的には一括で融資されます。
金融機関の教育ローン審査が通れば、分割ではなく、全額が一括で入金されるのが通常なのです。
・教育ローンは一括全額の入金です。
・奨学金は毎月の入金となります。
対象となる資金の範囲
教育ローンと奨学金では対象となる資金の範囲が異なっています。
奨学金は基本的に学費そのものが対象です。(授業料。施設設備費、実験実習費、在籍基本料。諸会費)
教育ローンでは、学費はもちろん、一般的には受験料、受験時の交通費、アパートなどの敷金や家具なども含まれます。金利は教育ローンのほうが高めです。