教育ローンや貸与奨学金を借りてでも進学したほうが良いか

教育ローンや貸与奨学金を借りてでも進学したほうが良いか

日本経済新聞2月18日・"大学進学断念「学費で」7割"と題する記事をご紹介します。
 

教育ローンや貸与奨学金を借りてでも進学したほうが良いか

教育ローンや貸与奨学金を借りてでも進学したほうが良いか」との質問に56.6%が「そう思うと」と回答。回答したのは教員。
上記は2月18日の日本経済新聞に"大学進学断念「学費で」7割"と題する記事によるものです。

日経記事

記事によりますと、調査を行ったのは教育情報会社の「ライセンスアカデミー」社。
全国の高校5458校の進路指導担当教諭にアンケート質問を配布して、1297校から回答を回収した結果が公開されています。
質問回答から当サイト「教育ローンのお話、申し込みと審査」に関連するものを2、3取り上げてみます。

詳しい調査結果は以下のサイトに掲げられています。
ご興味ありましたらご一読なさってください。
【ライセンスアカデミー PRESS RELEASE】
//licenseacademy.jp/public/pdf/nr_110124.pdf

生徒が進学を断念したり進路を変更したりした理由(複数回答)
  ・学力 79.9%
・学費や入学後の費用 76.3%
・生徒と親の希望が違う31.5%
上記で「学費」と答えた高校の大学進学率による数値
・大学進学率90%以上の高校49.2%
・大学進学率30%以上の高校88.0%
貸与奨学金や教育ローンを借りてでも進学したほうが良いか
・とてもそう思う14.9%
・ややそう思う41.7%
・どちらでもない34.0%
上記で「とてもそう思う」+「ややそう思う」と答えた大学進学率による高校の数値
・大学進学率90%以上72.9%
・大学進学率70〜90% 69.8%
・大学進学率50〜70% 65.5%
・大学進学率30〜50% 50.3%
・大学進学率30%未満38.1%
◎調査結果から読み取れる事は、
大学卒業生の就職は依然厳しい状況が続いており、教育ローンや奨学金の返済に不安感があり、教師としても親御さんや生徒に勧めにくいというところでありましょうか。
◎アンケートの自由記述欄を見ますとこのような声が目に付きます。
・返済義務のない給付型奨学金を望む声。
・入学金一括払いではなく、分割払い制度や金銭援助の充実を望む声。
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◎「奨学金を」多くの学生にまんべんなくというのは無理なことでありましょう。
当サイト「教育ローンのお話、申し込みと審査」としましては
低金利の「教育ローン」が増える事を望む次第であります。
また教育ローンの申請に対する審査のハードルも低く抑えていただくよう
国の教育ローンや関係金融業者の皆様にお願いしたいところであります。
◎近年目立つのは高齢者の向学心であります。
中高年齢者にも「国の教育ローンを」というお話は別の機会に。(2011.02)