教育ローン、その前に

教育ローン、その前に

教育ローンをご検討をされている親御さんへ。
景気の低迷に加えて復興税も囁かれています。
教育費は家計へのご負担が重くのしかかってきます。
 

教育ローン、その前に

お子様の進学入学を間近に控え、教育ローンをご検討をされている親御さんも少なくはありません。
景気の低迷と言われて久しくなりますが、回復の兆しは未だに実感されません。
また先の震災があって、復興増税も検討されている昨今、
家計へのご負担はますます重くなって参ります。
教育費を教育ローンに委ねることも、宜なるかなといったところでありましょう。
多種多様なローン
一口に教育ローンと申しましても金融機関によって多種多様なローンがあります。
国の教育ローン(日本政策金融公庫)、JAバンク、ろうきん、銀行信用金庫などなど。
教育ローンを組む前に情報を集め、比較検討して見合ったものを選ぶことが肝心です。
金利だけではなく、返済期間や保証、それに進学先(例:専門学校、医学部、留学、)などを考慮して、最も適したものを選びましょう。
国の教育ローン(日本政策金融公庫):教育一般貸付では利率は2.85%(母子家庭2.45%)・低所得者には無利子教育支援資金(社会福祉協議会)がある。
都市銀行の教育ローンを比較
教育ローンキャンペーン比較・2011
教育ローンのキャンペーン比較
もちろん教育ローンには審査がありますから、
親御さんの所得などの制限はあります。
教育ローンだけではなく奨学金の検討もなさった方がよろしいでしょう。
例えば日本学生支援機構(旧・日本育英会)の奨学金では
第一種奨学金(無利子) 第二種奨学金(有利子:8月貸与終了者分で利率固定方式1.21%、利率見直し方式0.40%)
教育ローンと奨学金の違い
以上記載しました金利などの数値は2011年9月30日現在のものです。
返済計画は家族に説明
教育ローンのお話はお子様にも説明した方が良いと、私は考えます。
教育費は親の責任ですから子供に話す必要はない、とお考えの方もいらっしゃいます。
子供のために使うローンなのですから、
借入金学から返済計画に及ぶ実際をご家族でお話しされることが、
お子様への金銭教育の面からも良い機会だと思います。
教育ローンのほかにもローンを組んでいらっしゃる方もおいででしょう。
複数のローンを組んでいる場合は、一つの金融機関に纏めて「おまとめローン」に組み直した方が
金利が下がる場合もあります。お取り引きの金融機関にご相談なさってください。
一つに纏めることが出来ない場合でも、各返済日は同一日にしましょう。
将来またローンの必要がないとも限りません。
返済の実績に傷がつかぬためにも、
滞ることの無いよう、出来るだけ給料日直後の自動引き落としにしましょう。
家族のためのローンですから家族で協力して、
事に当たることがよろしいかと思います。
お子さんに金銭の負担をさせるという意味ではなく、
家族全員で協力しているのだという心がけが、
卒業後の将来にもきっと役立つことでしょう。